現在、取引先業界は幅広く、日本・南アジア間の通商のトータルコーディネートおよび 不具合対応をはじめ、日本人の保有する現地資産の保守管理、それにまつわる係争対応 から、現地の日本企業への会社法・労働法上の専門アドバイスやトラブル解決まで、あ らゆるサポートを請け負っている。
日本企業とスリランカメーカー間にて通商の覚書が結ばれたものの、連絡の取り方に問題 があったために、両社の目論見が乖離しはじめ 1 年以上も取引が滞ってしまった。弊社は 通商再開にむけたトータルコーディネートを請け負い、各取引の論点整理と遅延要因の洗 い出しを行うことで、円滑で透明性のある取引が再開され、現地の生産・品質管理も含め、その効率性が飛躍的に向上した。
日本人オーナーが出資し、現地パートナーが実運営を行うホテル・飲食店等は多い。しかし パートナーにあらゆる権限を与えてしまうと、信頼信用だけで成り立っていた関係がこじ れ、契約上取り返しのつかない状態になった際には、オーナーの法的権利すらはく奪されか ねない。そういう危機的状況に陥った会社に対して、法律の専門家を使って内部にテコ入れ をほどこし、時には不正や隠ぺいを明らかにして裁き、会社 健全な経営状態に戻す支援を 行った。
日本在住のオーナーの保有する現地不動産物件について、それらを運用する限り現地では 常に金銭のやりとりが発生する。そのやりとりを現地代理人に一括委託してしまうと、委託 契約の不備や、管理不行き届きによる不正や隠ぺいに長期間気づかずに、問題が放置されてしまう場合が多い。そういった問題が実際に発覚した顧客より、契約関係の整備と現地代理 人との折衝・係争を請け負い、オーナー側の金銭的および物質的損害を最小限に抑えた。
日本企業が現地企業と直接通商を行うにあたり、初期調査・潜在取引先のマッチング・契約 代行・現地買い付け(オークションでの競り落とし代行業務含む)、輸出入実務までのトー タルコーディネートを行っている。
日本飲食チェーンの南アジア圏出店に際し、フランチャイズ店オーナーの募集とマッチン グ、食材の輸出入取引契約、および代理店契約締結のサポートを行っている。また、進出前 の、現地のネットワークを駆使した市場調査レポートの作成、現地の有力者・有識者を伴っ ての現地視察、事業開始の際の最適な現地パートナーの選定等を年間通じて行っている。
女性の積極雇用を希望するクライアント企業・ホテルからの委託を受け、専門人材の選別・教育・訓練・派遣までを請け負う。具体的には、レストランの厨房職およびホテルの日本語 専用デスク職、企業商品のキャンペーンスタッフ、式典およびイベントスタッフ、介護人材 等を一定期間内に育成して、クライアントに派遣している。
また日本からの女性インターンシッププログラムの作成および実施や、日本への留学生お よび実習生の送り出し、コロナ禍での日系旅行社主催の仮想ツアーへの女性ガイドの派遣 も行っている。